今回は、「IoTまるわかり」についてのレビューを書いていこうと思います。
これから、購入しようと思う方やアバウトな内容が知りたい方は是非最後まで、ご覧ください。
それでは、どうぞ。
本の概要
結論から言います。
この本は、IoTそのものを一から勉強したい人よりかは、IoTに関するビジネスを勉強したい人向けに書かれています。
では、実際にどんな内容が書かれているのか説明していきます。
IoTに関するワード
この本の他とは違う最も大きな特徴として、IoTに関するワードがまとめられていると言う特徴があります。
他の本であれば、目次や第何章かごとにワードとその言葉の説明が書かれているのですがこの本の場合一箇所に全てのワードとその意味、用法が書かれています。
IoTに関するワードが知りたくかつ、便利な本が欲しいのであれば、この本がおすすめです。
ワード一覧には、18個ものワードが載っています。
それぞれ、詳しい説明が書かれているので安心です。
ビジネス本として
この本のタイトルにある、IoTまるわかりと書かれたタイトルですが、これには少し語弊があります。
あくまでも、IoTに関するビジネス用の本である事を前提として書いてあります。
初心者の方が、
「IoTを一から勉強しよう!」
と、言う場合には全くお勧めしません。
Amazonのレビュー
一度Amazonのレビューを見てみましょう。
他の人の意見も参考にしてみては、いかがでしょうか?
「内容は筋が通っていてわかりやすいと思うし、専門知識のない一般層に向けて
理解させようと言う意図が随所に見られるのは良いと思うが、
実際の企業におけるIoTの事例が全然挙げられていないので全体的にリアリティがない所が残念だった
入門には良いと思うけれど、これ一冊では結局入門止まりといった感じ
新書としての役割は果たしていると思うが、個人的な意見としては
様々な企業の事情を知っていそうな三菱総合研究所ならではの観点が欲しかった」
「さすがに三菱総研の研究者が分担して書いただけあって、現在の状況の分析はしっかりしている。小さな文庫本の印象とは異なって価値がある。インパクトと将来については切れ味が悪い。まあ、未来予測は当たらないので仕方がないかもしれない。明治の初めに報知新聞の正月版で100年後の未来を予測したものは有名で、その時点で存在したもの(たとえば汽車)の100年後はほぼ正確に予測できているが、その時点でなかったものは殆んど当たっていない。デルファイ法による専門家の未来予測もほぼ同じ。それを前提に読むと前半は素晴らしいと思う。たくさん出ているIot解説本の中ではコスト・パーフォマンスが高いお勧めの本。」
「小売業に従事している。大まかな概念はわかるがそれを自分の仕事にどう応用するかまでは理解できない内容でした。」
https://www.amazon.co.jp/IoTまるわかり-日経文庫-三菱総合研究所/product-reviews/453211344X/ref=cm_cr_dp_mb_show_all_top?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews より引用
と言った感じです。詳しく書かれていて参考になったと言う声がある反面、具体例がない、応用が書かれていないなど批判的な声も多々あるのが今回のレビューでした。
僕も個人的にはわかりやすかったが、具体例はないように感じましたね。
感想
読みやすさ
この本は、片手で読めるほど小さくページ数もさほど多くないのでボリューム的には数時間で読み終わる程度のものでした。
その点、読みやすかったかな。と思います。
反対に、縦書きで画像や図、表が少ないので集中して読まないと頭に入らないと言うのも正直な感想です。
読んでて、為にはなるが面白くはない。と言うのが結論でした。
内容の伝わりやすさ
先程も言った通り、画像や図、表が、少ないので文章だけで内容を読み解くとなると結構しんどいところがあります。
読み手側としても、伝わりにくい箇所は多々ありました。長々と文章を読ませられるのは集中力が持ちません。
そもそも、人の集中力は15分程度と言われています。
1時間も、2時間も文章を読み続けるのはよほど本を読むのが好きな人でもない限りほぼ無理に等しいので間にいくつか休憩を挟みながら読むと良いかと思われます。
まとめ
- 画像や図、表が少ないのでこの本を買うなら文章に対する耐性が必要。
- IoTそのものの内容ではなく、IoTに関するビジネスについて書かれた本。
- 初心者にはお勧めできない。
- IoTビジネスを学びたい方にお勧め。
おすすめはしませんが、内容としては良いものであると思います。
人の感性にもよりますが、文字も小さかったので読みにくさがより目立つ感じになっているような気がします。
これで終わります。最後までご覧頂きありがとうございます。